Oralce Cloudのサインアップとネットワーク環境の構築

Oracle Cloudにサインアップし、仮想サーバを構築できるように、基本的なネットワーク環境を構築する。

Oracle Cloudのサインアップ

OCIの利用は初めてなので、公式サイト(https://www.oracle.com/jp/cloud/)からサインアップする。

リージョンは最寄りの「東京」を選択し、無事にアカウントの作成が完了。途中、電話番号の認証があり、際限なく無償アカウントを作成することはできないようになっていた(当たり前か)

仮想ネットワークの作成

クラウドコンソールにログインできるようになったら、まずは空のネットワークを作成する。

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仮想クラウドネットワークを作成

東京リージョンの仮想ネットワークということで「vcn_tokyo」と命名。自宅LANのアドレス帯と重複しないように、かつ十分なアドレス空間を確保できるよう、CIDRを「192.168.144.0/21」と指定。/24のサブネットを8個取れるので、将来用途ごとにサブネットを分けたくなっても拡張性は十分。

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ネットワークの名称とアドレス帯を指定

サブネットの作成

次に、実際にサーバを接続するサブネットを作成する。インターネットから利用するゲートウェイ的なサブネットということで、「subnet_gw」と命名。vcnアドレス帯の先頭「192.168.144.0.24」を割り当てておく。 パブリックIPアドレスが割当できる必要があるので、パブリックサブネットを選択。

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サブネットを作成

ゲートウェイとルート表を作成

作成したサブネットからインターネットに出られるように、インターネットゲートウェイを作成する。名称はそのまま、「InternetGateway」とする。

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インターネットゲートウェイを作成

次に、サブネット内から外向けの通信(「0.0.0.0/0」向けの通信)が、いま作成した「InternetGateway」を経由するよう、ルート・ルールを作成する。最初、この手順を忘れていてハマった。このルールがないと、SSHで接続しようとしても、仮想マシンからの戻りパケットがインターネットに出て行けず、接続できない現象が発生する。

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ルート・ルールを作成

ここまでで、基本的なネットワーク環境の構築は完了。仮想サーバを構築する準備ができた。